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縁起と歴史を探る―――――――――――――――――――――――――――――――
開山無極慧徹禅師 |
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観応1/正平5(1350)年~永享2(1430)年 |
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【没】永享2(1430)年12月18日
南北朝時代・室町時代、曹洞宗の僧。肥前の国(長崎県)に生まれ。
先祖は武蔵 児玉党越生氏の出自と伝えられ、父は、かつて、足利義詮に仕え、国変にあって、肥前に移ったのだという。
禅師は、14歳の時 日向の国(宮崎県)の東林寺へつれていき、無著妙融和尚に入門させ、和尚の下で剃髪して修業を積み、「慧徹」という諱を授けられた。
その後寺を出て、著名な僧を訪ね歩くうち、相模の国の最乗寺に至った。そこで、了庵慧明禅師(相模最乗寺開山、總持寺16世)に師事する。その最乗寺で寝食を忘れるほどの修業に励み、「無極」という道号を与えられ、了庵が、慧徹をその法を継ぐ弟子と認めるに至った。
その後、関東の多くの曹洞宗古刹の開山となった。
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